決算発表
2008年3月期決算が出そろいました。少子高齢化による市場縮小つまり、高額の死亡保障のニーズの減少と保険金不払調査に営業人員を取られたことによる新契約不振、が新規契約高減の原因だそうです。
「基礎利益」とは、「経常利益」から、いわゆる本業以外での利益である「有価証券売却損益」や「臨時損益」などを除いて算出したもので、保険本業の1年間の期間収益を示す指標になっています。基礎利益は基本的に費差損益と利差損益と死差損益の合計におおむね一致し、すべてプラスです。今回の決算の一覧をみると基礎利益のうち利差損益でマイナスつまり、逆ザヤを抱えているところがあります。まだまだ住友(1099億)、朝日(816億)、明治安田(567億)、三井(393億)あたりの大変さが想像できます。
日本経済新聞の2008年5月31日4面の表によれば、証券化商品関連損益ではアリコ(256億)、第一(245億)、三井(227億)、ジブラルタ(207億)と200億円をこえる損失を出しているというのがどうしても目立ちます。サブプライム関連損益でジブラルタが103億の損を出しているのとアクサが81億損を出しているのが目立ちます。
今年度はどういう方向性でいくのか個人的には銀行窓販のインパクトがどのようになっていくのか、保険金不払調査後の営業職員チャネルがどのような機能を果たしていくのか、資産運用にかかわるリスク管理がどのようになり、証券化商品関連損益でそういう数値の動きを示してくるのか興味があります。まだまだ生命保険業界は冬の時代を抜けていないという感想を持ちました。


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