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生命保険会社の信用02

生命保険破たんに際してはスポンサー企業探しが重要になります。大和生命もスポンサー探しを早くして、一刻も早く法的手続きを進めなければなりません。スポンサー探しとなると一番有力なのが、同業ということになります。

スポンサーが今は現れにくいのではということを新聞記事に見つけました。AIGがCDS(クレジットデフォルトスワップ)で危機にさらされ、FRBより信用供与を受け、それをなんとかするべく、日本における生命保険事業の売却をしようとしているということが関連事項として挙げられます。


この売却先が大和生命のスポンサー企業と重なることが予想されるので、スポンサー探しが難しくなるかなということです。AIGの日本の生命保険事業はアリコジャパンとスター、エジソン(スターエジソンは統合予定)で行われています。こちらの生保事業は事業自体順調に進んでいるからこそ、高値で売れ、負債返済ができるという理由で売られるという点で大和生命の破たん処理のためのスポンサー探しと根本的に違います。

株主が変わるだけで保険契約には影響がないというコメントがあるようですが株主が変わったところで保険契約自体は保険会社の資産内容に問題がない限り大丈夫と思われます。ただ、株主変更での問題はやはり新しい株主がどうなり、生命保険会社のバランスシートをどのようにしていけるのかというところがポイントです。

タイミングが同じで、金融危機の影響をもろに受けているという点で共通項がありますが、保険契約者の視点から見れば構造はまったく違います。ただ、株主の構成が変わるというのもどうもイメージが悪く、企業体に問題があるから株主交代と感情論になるとまさに風評リスク問題となります。AIG問題は金融庁もマスコミ論調も保険契約者対応では問題がないとしておりますが、風評リスクが解約を生み、その資金ねん出のために損を出してでも債券売却などにより流動性を高めないといけないということであるとかあるいは新契約不信となることにより逆に業績が悪くなっていくというのを恐れています。

生命保険会社は信用が命です。風評リスクは実に恐るべきものです。たとえば理屈で考えたとしたら、スターとかエジソンはいったん破たん処理をして立ち直った会社であり、保険契約に大きな問題があると考えにくいです。でも、アメリカの親会社の内容が悪いので悪いに違いないという思いは、国内で免許を受ける生命保険会社として国内での資産保有義務をきちんと果たしているといわれても、なんだか、信用しきれないという素人的な感情がどうしても残ります。

AIGの日本の生保事業売却も早期決着をつけ、3社の財務内容とかには現在のところ、株価や為替にかかわらず問題はないということなので安定した経営に戻ってほしいと思います。アメリカ親会社が悪いというのはそのまま日本の子会社や支店が悪いということにはならず、そこは日本の保険業法でカバーをしているという点が世間的に認知されるのかというのがポイントなのかなと思います。

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