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生命保険会社の信用03

2009年1月16日付の朝日新聞にアクサ生命や三井住友海上きらめき生命などは08年12月に倒産した金融会社「信和総合リース」(東京都千代田区)の複数のグループ代理店を通し、1万件を超す不正契約を中小企業相手に結んでいたことが載っていました。このスキームが目的とするところは、「信和総合リース」による生保からの販売手数料取得のようです。この問題の背景には保険料の立替行為もあり、これはまさしく保険業法第300条違反になります。保険募集に関しては大きなお金が動くので取締法として、現在は保険業法が定められておりますがその違反行為そのものとなった模様です。

保険募集成績というのは各社追求するものなのですけれど、行きすぎはこのような不正を招きかねません。保険料立替行為では、保険料をそもそも払っておらず、保険契約としては無効とせざるをえないのだと思います。契約関係をいったんは零に戻し、販売手数料をはじめとする金銭のやりとりをすべて巻き戻さないといけないのですが、生命保険会社の損害はかなりなものになることが予想されます。きらめき生命は、信和グループを通じた契約の99%が早期解約されたことから、2007年に不正に気づき、約3億6千万円の返還を要求し、信和側が半額を返金することで2008年3月に和解したという記事の内容ですが、他社の状況が懸念されます。保険会社の信用の一面である販売手数料をはじめとする支払がきちんとできるという面を悪用されたものだといえます。

信用があるということは悪用可能性もあるということであり、それを排除する仕組みづくりも必要なことだということを改めて気付かされました。「信和総合リース」は記事によれば2008年12月に倒産しているということであり、過払となった販売手数料返還はどういう倒産形態になっているのはは知りませんが回収可能性は極めて低く、損害は相当なものになると予想されます。お金が絡むところには、何か落とし穴があるというのを改めて思いました。社会的に問題のない業務を生命保険会社が営むというあたり前のことが結果としてできていなかったようで残念なことでした。

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